米ぬかは、古くは江戸時代から既に美容素材として認知されていました。

『都風俗化粧伝』(1813年刊)の中に、

「毎朝湯をつかうに、いたって熱き湯にて顔を洗えば、顔にはやく皺(しわ)を生ず。糠袋を使うに、顔に強くあてて洗うべからず。顔のきめを損ず。静かにまわしてつかえば、糖汁よく出てきめをこまかにし、顔につやを出す。この糠袋の中へ洗い粉、臓(あぶら)おとし薬をいれて顔肌を洗えば、膩よく去り、きめを細かにする良法なり。」

肌を気にする女性には、入浴ごとに欠かせないものでした。


<γ - オリザノール>

オイルの中でも米ぬかオイルだけに含まれるガンマ-オリザノールはチロシナーゼの活性を抑制する効果がありメラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐと言われています。また米ぬかオイルの強い抗酸化力で、日やけによるシワやくすみ防ぐと言われています。


<トコトリエノール (ビタミンE)>

ビタミンEの一種で抗酸化作用のある成分です。細胞の老化を防ぐ働きがあり、“若返りのビタミン”と呼ばれています。一般的なビタミンEも抗酸化作用のある成分として知られていますが、トコトリエノールの効果は段違い。ほかのビタミンEに比べ、40~60倍の抗酸化作用があるといわれています。

お肌の酸化をしっかり抑制することで、肌のシミ・シワ、くすみ、毛穴状態の改善してくれると言われています。